ホイールマウスの修理

99/02/24作成
99/03/28更新
99/08/05更新

バイト先のマウスが調子悪い(自分のではない)。動いたり動かなかったりするらしい。最初はホイールマウスのドライバがあわないのかと思い、あれこれやってみたようだが直らず。しかも「PS/2ポートにマウスが接続されていません」などとホザく。これはハード的な故障かな。しかもちゃんとコネクタは繋いでいるのに応答無しってことは内部のICが死にかけているかな。こういうパターンの修理は一番やっかいだ。なにしろ個人でチップ内部を直すことは不可能だから。
で、いろいろ分解してみたので書いておきます。なお、このマウスは当人によるとものすごく気に入っているらしく、動かなくなってしまったのを機に同じものをもう一つ買うことになった。

どんなマウス?


海外では、たいそうな賞を取ってるらしい


右が新、左が旧。

A4TECH WINEASYMOUSEです。

メーカーのホームページhttp://www.a4tech.com.tw/  ドライバDLはこちら

このマウス自体はいっぱい出回っているもので、入手しにくいものではないです。おそらくどこのDOS/Vショップでも売っているでしょう。値段も手頃です。しかし自分はあまり好きになれません。ホイールが小さいのと、ホイールを回したときのクリック感が無いからです。


ではさっそく壊れた方を観察しながら診断します。動かない機械を直すときに、同じ製品の動くものが手元にあると、診断がずっと楽になります。比較することができるからです。まぁマウスくらいの規模のものなら、とくに取り替える部品もないし動かなかったらチップの不良と言うことであきらめるのが普通でしょう。

 

内部を公開

さて、内部の写真です。購入した時期が半年ほど違うため、まず外見上の違いはケーブルのコネクタが違っていました。こんなことはPC業界では良くあることなので飛ばします。(実は、かなり重要でした。後述参照!)次に内部です。なぜか新基板にはダイオード3つ位、抵抗も2個ほど追加されています。パターンは2個とも同一です。古い方は部品が実装されていないだけです。うーむ、初期ロットでは部品を省略しすぎたのかも。こんなこともあって昇天してしまったのかもしれない。ただ、たまに動くっていうのが少し気になる。まったく動かないのならあきらめがつくけど、たまに動くのはもしかしたら接触不良と言うことが考えやすい。基板の裏を見てみるか、と思いましたがいじっているうちにある法則を見つけました。



ある拍子に動いたり動かなかったりするぞ

このようにケーブルの根本をさわると復活するのです。あぁなるほど。単にここで断線しているだけか。これがわかればあとはケーブルを加工すれば修理完了。
しかしこういうのって、偶然発見できたからいいものの、もしわからなかったら「たぶんうちのPCに合わなかったんだろうなぁ。これがDOS/V世界の相性ってやつか」なんて勝手に判断してお蔵入りしちゃうでしょうね。



切断工事を開始

まず最初にすること。下の白い紙に書いてあるようにどこに何色の線が繋がれているのかを良くメモを取っておく。これをしないで何度も自爆した経験あり。何かを改造・修理する最、このメモ取りを人に言われてからやるようでは

ジャンカー失格です(笑)。

おりゃっ!と切断。



外装をはずす&テスト

そうそう。こういったプラスチック機器にハンダ付けをするその前に、絶対に忘れてはならないことがある。それは外装部品をきれいにとってしまうこと。これをしないと作業中にハンダに夢中になってしまうと周りが見えなくなります。思わぬところにはんだごてが当たり、いつも目にはいるところの部品がどろどろに溶けたりしていて、めちゃめちゃ格好悪くなる。それにプラスチックを見て「あぁあ、ここ、失敗したんだよなぁ」とか毎回ヤな思いをすることになる。自分のトホホな経験で、まず低価格なものはファミコンのコントローラの修理のときから始まり、高価なものになるとノートパソコンの液晶開閉スイッチの修理時に見事にこれをやってしまい、とてもブルーになりました。ハンダ付けをする際は外装部品を外すことを肝に銘じています。


こんな感じでハンダ付け完了。実際に使用してみましたが問題なし。とくにハプニングも無し。

つまらん(笑)

修理に慣れると、失敗が減るのはいいですが、大失敗の笑い話のネタも減ることになり困ります(笑)おしまい

 

 


99/08/05追加 

また壊れやがった!!

数ヶ月間使っていると、まったく同じ使い方をしているにもかかわらず、再び故障が発生しました。もう1台の方は仕事場で使っているのでこっちよりもハードに酷使しているはずですがケーブルは切れません。どうやらこのマウスは欠陥品のようです。上記に書きましたがあとから購入したマウスのケーブルが異なっています。それはおそらく消費者に隠れてもうちょっと耐性のある選定部品に変更したと思われます。まぁこういうことは、よくあるので、仕方のないことですね。元値が安いんだし、あきらめましょう。

  

また同じ方法で修理しました。

次またダメになったら、ケーブル自身を取り替えて、強度不足を補う以外に方法はないでしょう。おそらく3ヶ月使えばまた切れると思います。

結論:安いマウスにはこういうしわ寄せがあるんですね! 恐れ入りました。

 

 

戻る   トップへ戻る