三洋不良クソデジカメ、

ようやく原因調査結果を発表!

ページ作成日 99/10/29

画像は少ないですが大事な文章なので最後まで読んでやってくださいませ。

 これが問題のカメラ。三洋電機マルチーズDSC−X100

ようやくこの日がやってきました。今年の2月、デジカメDSC−X100を購入したものの、5度も初期不良に悩まされ、ついに返品しました。そして原因調査をやってくれと言ってみましたが音沙汰が無くなってしまったので、もう三洋なんてどうでもいいやと、うやむやに終わらせようとしました。

ところがその旨をWEBへ書いたところ、なんと次の日に電話がかかってきたじゃないですか・・・

掲示板へは何を書いても無反応だったのですが検索エンジンに引っかかるWEBページを更新すると反応速度が速くなることが判明。ちゃんとしっかり見ているようです。そして先日ようやく原因調査結果がきました。

このページを初めてご訪問される方へ。何を言いたいのかというと、

すべてはこちらをクリックすればわかります。
5度も初期不良。まともに動かないデジカメDSC-X100 

なおこの文章は、渡されたWORD文書の機種依存文字や体裁を削除しましたが文章自体は原文をそのまま引用しています。

なお見やすくするために一部ボールドやフォントサイズなどの加工有り。


1999年10月6日
斎藤 様



拝啓

時下、斎藤様には益々ご清祥の事とお喜び申し上げます。
この度は、弊社デジタルスチルカメラで大変ご迷惑をおかけ致しました事、深くお詫び申し上げます。
又、ご返事が大変遅くなりましたこと、申し訳なく、重ねて深くお詫び申し上げます。
ご返品いただきましたセット、他、調査致しました結果につきまして以下ご報告申し上げます。
何卒、宜しくご査収の程お願い申し上げます。
 

敬具    


− 記 −

1.機種 DSC−X100
2.ご指摘不具合 No.13713991 モニタ−同期取れず、電池警告出る。
No.13711215 電池警告出る、撮影時間(枚数)が少ない。

〔調査結果〕

(1)No.13713991 部品(ASIC)不良。当部品不良に伴い電圧変動を併発。
斎藤注:「スーパー出来損ないDSCX100」のヤツ。
(2)No.13711215 当セットが今回ご迷惑を掛けました主内容でございますので以下の調査を実施いたしました。
斎藤注:5個目のヤツ。
以下、撮影パタ−ンは液晶ON、動画1カット(15秒)撮影後、静止画20秒間隔撮影(フラッシュ交互発光)で行っております。
お客様が実際にご使用される場合の撮影パタ−ンは特定化出来ませんので上記パタ−ンで “交換表示”迄、動画1カット+静止画約90枚前後、“液晶OFF”迄、静止画約100枚前後であれば正常と判断しております。

1.ご返品状態での調査結果

(1) 受入れ時、そのままの状態で撮影結果、静止画1枚で液晶OFF致しました
(2) 1〜4回目は充電25〜50分/撮影1〜34枚で正常状態に較べ短い事が確認されました。
  充電2回目に、電池2本の内、1本があまり温かくならない状態が発生。
(3) 5〜6回目は充電80〜95分/撮影は静止画“交換表示”迄70〜71枚、液晶OFF迄90〜102枚で正常値に近付きました
(4) 7回目、充電55分/撮影35枚、液晶OFF迄43枚と短くなり異常状態が発生致しました。
  この様な状態が斎藤様でも発生していたものではと思われます
(5) 8〜10回目、充電95〜125分/撮影“交換表示”迄92〜98枚、液晶OFF迄109〜118枚と再び正常状態に伸びております。
(6) 以降、11〜20回迄実施、充電約110〜130分/撮影89〜108枚と正常値を示しており不具合状態は再現致しませんでした。

2.不具合状態が再現しない為、下記確認を実施

(1) 同本体、同充電器+別電池(同タイプ)組合せ。(電池3セット)
(2) 同本体に別充電器(同タイプ)+同電池組合せ。

(1)、(2)項共、充電95〜125分/撮影96〜108枚(液晶OFF迄)で異常は認められませんでした。

(3) 本体の電池終止電圧設定値測定。
(4) 本体の電源OFF時の電流測定。
(5) 同電池の容量調査。(充放電試験装置にて)

(3)〜(5)項、いずれも正常値であり、不具合に結びつくような要素は認められませんでした。

ご返品セットで“再現せず”状態、及び本体、充電器、電池各々の調査でも不具合が確認されない為、引き続いて以下の調査を実施いたしました。

3.シュミレ−ションテスト

(1)過放電による電池不活性テスト

斎藤様が行われた、懐中電灯での強制放電を実施。(計6回)
DC3V懐中電灯(豆球2.2V.0.25A).薄暗くなる迄放電。(無負荷値0.82~0.85Vでこの値は、電池殆ど空の状態です。)

(結果)

充電115〜122分/撮影“交換表示”迄108〜114枚、液晶OFF迄112〜124枚と短時間の強制放電では、不活性になる事はありませんでした。
長時間、放電放置状態にされますと不活性になり、最悪の場合回復しなくなりますが、斎藤様はご自分で豆球状態を見ておられ、短時間と判断し当確認テストを行いました。

(2)充電後、電池装着放置テスト

満充電電池を装着し11日間放置後、撮影。2台確認。(充電時間115〜120分)

(結果)

撮影枚数:1台は“交換表示”迄84枚、液晶OFF迄98枚。
他1台は“交換表示”迄1枚、液晶OFF迄89枚
斎藤注:この症状が一番多かった。満充電しても1枚しかマトモに撮影できない。

“交換表示”が1枚で表示セットは、総枚数は89枚と枚数的には大差が無く、容量としてはあるものの、電圧カ−ブが全体に下がり傾向になった為と考えます。

(3)メモリ−効果テスト

(実施台数10台、各セット50枚撮影/充電繰り返し、回数5.10.15回)
メモリ−効果を強制的に起こさせた場合の電池表示と撮影枚数について確認。

(結果)

15回繰り返し時、電池交換表示、約50〜80枚と早目に点灯するセットが見受けられ軽いメモリ−効果が生じ、総枚数も70〜110枚となりました。
但し、この場合も、数枚撮影で“交換表示”或は“液晶OFF”状態は発生致しませんでした。充電時間も通常の約1/2程度で正常に完了(満充電)致しております。

(4)電池端子接触抵抗テスト

電池+・−端子、及び本体電池端子に手脂、汚れ他、等による被膜を形成させ本体内電池端子後の電圧確認。 汚れ、酸化被膜等の形成を特定パタ−ン化することは困難ですが、種々試行致しました。
斎藤注:ご苦労様です。ありがとうございます。

(結果)

本体電圧の変動値が大きくなり、電池蓋に触れる状態によっては、約0.1V電圧降下し、“1/2表示”が、“交換表示”に変わる場合を確認致しました。

4.流通在庫品確認テスト

(1)本体/付属充電器・電池による使用時間テスト

流通在庫品20台、充電→撮影→充電→撮影----を各セット10回繰り返し。

(結果)

(1) 20台共、撮影枚数、使用時間の短いものは発生致しませんでした。
(2) 1/2表示が早いものがありましたが、1/2表示での撮影枚数が多く、総枚数的には特に異常は認められませんでした。(MIN値、動画15秒+交換表示84枚)
これは、ニッケル水素電池の特性的なものであります。(説明書記載)
(3) 充電時間はMIN値96分、平均104分と特に異常は発生致しませんでした。

(2)電池単品の充放電試験

電池80個(40台分)付属同タイプ充電器で充電後、定電流放電させ充電時間/放電時間(電池端子2.0V迄)を調査。

(結果)

充電時間/放電時間共、所定の時間内であり特に異常は認められませんでした。

5.市場同様ご指摘セット確保し調査

斎藤注:これは他のユーザーも電池警告に悩まされ、斎藤宛へメールを送った方の行動と思われます。
市場から同様ご指摘を戴いたものを、確保し調査致しましたた。(7セット)

(結果)

(1) 電池終止電圧迄放電を2〜3回繰り返しで回復し、電池端子部にも汚れ、被膜等が見受けられず、不活性状態にあったと判断されたもの 3セット
(2) 充放電が不安定で、電池端子部に手脂などによる被膜が確認され、端子部を清掃後充放電で回復したもの 3セット
(3) ご使用状態不明ですが、充放電特性が悪く、相当な過放電状態になっているもの 1セット

以上の調査結果に基づき、今回のセットの原因については下記の通り結論申し上げます。


〔結論〕

当初1回ご指摘のような状態が再現し、その後不再現状態になってしまいましたが、上記の種々テストから、当セットの電池早切れ、撮影枚数小の要因は、電池−極側に被膜が形成された事に起因した接触抵抗増加により本体電圧が不安定になっていた為と判断致します。
この判断背景として

(1)ご返品当初の充/放電短い状態から一旦抜け出て(5〜6回目)7回目で再度短くなった事。
(2)その後の充/放電で再現しなくなったものの電池−極側に光沢鈍い部分が確認されました事。
(3)8回目以降、症状不再現は、電池脱着を繰り返す内に被膜が磨かれたものと推測される事。
(4)懐中電灯での強制放電が斎藤様の場合、大きな過放電迄には至っていないと思われます事。
(5)メモリ−効果は、懐中電灯でリフレッシュ等を行っておられますので生じていない事。
(6)本体終止電圧値等の調査も異常が認められないこと。
(7)電池端子接触抵抗テストで電圧ドロップが認められた事
等、によるものてございます。

何とか要因特定を計るべく種々の調査を行い長期間になってしまいましたものの、途中ご報告が抜けました事、改めましてお詫び申し上げますと共に、当調査結果につきまして何卒理解賜りますようお願い申し上げます。
今回のご指摘を真摯に受け止め、弊社と致しましてもお客様にご満足戴ける商品を提供するため、今後も品質向上に鋭意努力を重ねる所存でこざいますので今後とも宜しくご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げご報告とさせて戴きます。

以上

三洋電機株式会社
マルチメディアカンパニ−
(担当 環境・CS部)

 

これで、本当の終止符。

手元に貰った内部資料を添えた文章(これは公表しないでくれと言われたので公表できません)をよーく見てみると、日付が飛び飛びにはなっているものの、きちんと詳細な調査はしてくれていたようです。残念な点は、調査の途中結果を教えてくれなかったので、こちらとしては「何もしていないのではないか」と思ってしまったことです。というか、何も教えてくれなければそう思っても仕方のないことです。

元のページを作っている最中には、運の悪いことにちょうど時期が東芝&AKKY氏と重なっていたこともあり、アングラページに勝手に引用されて、「こいつ、何も考えずに不良とか言ってるよ」とか、「俺のは動いてるよ。あんたの使い方が悪いんじゃないの?」などと言われて嫌な思いもしました。まぁWEB上ではそういうことを言って喜ぶ暇な種族がいることを知り、そういった面では勉強にもなりましたし、リファラーという恐ろしい概念を知るきっかけにもなりました。これ、追跡してみると実に面白いんですよ。自分のページがどのように噂され、どのように評価されているかが手に取るようにわかりますから。

で、悪口書きまくりなページへ、たまにポッと自分が「いやぁ、あなたが思うよりも苦労したんですよ」と書き込みをしたら、悪口を書いたヤツが「な、な、なんで私がアナタのことを書いたのがわかるのぉ〜〜〜???」と大慌てになったりして・・・(笑)うむ、これは楽しい。

ちなみに余談ですが、自分の不良デジカメの記事は5月から掲載しています。AKKY氏は6月からです。だからAKKY氏のページを見てAKKY氏のようなマネをしたわけでは決してありません。むしろ、むこうがマネした?(笑)いや、わかんないですけど。

一時期は、三洋東京地区担当のヤツに

「私共とあなたとはどうも合わないようなので、もう結構です。返品でも何でもして下さい」

なんて言われて、かなり腹が立ちましたが、大阪の人たちの応対はみんな良かったです。最後は大阪の方が代表してきちんとお詫びをしてくれたので、オッケーです(俺は心が広い?)。それにしても東京地区はダメだなぁ。こんなことを言われちゃぁ俺以外の客も当然離れるよ。

あ、あと三洋さんと約束したことがありました。今度からDSC−X100関連のカメラには電池の使用上の注意を書いた紙を同封するそうです。これをスキャニングしてここへ掲載するはずだったのですが、ちょっとした事情(要はスキャンする紙を家に忘れてきてしまった・・・アホです)により今はスキャンできませんので後日、追加する形にします。これを追加してすべてのDSCX100関連の更新を終わりにしたいと思います。


更新:00/05/12

かなり遅れましたが、掲示板にてまた電池警告の被害者が出たことと、警告文章を見せてくれとご要望があったので、サンヨーから掲載を頼まれていた警告文章をアップロードします。

ニッケル水素電池の上手な使いかた

これにて三洋デジカメ事件の更新は完全に終了!だ。

っつーか、どんなに最後の結果が良くても、製品自体や、修理確認作業の怠り、途中の俺への対応がひどすぎ。

どう言われようと、何をされようが、やっぱりサンヨーは、逝ってよし。

2000/09/10 状況も変わってきたんで、更新履歴に書かずにさりげなく加筆。

いまだにこのページのリファラー見てるとけっこう面白いんですが、数々のwebページや掲示板で

「デジカメ買いたいんですが、サンヨーの かわいいデジカメはどうですか?」

なんていう書き込みがあるたびに、

「ちょっと待って。買う前にコレを見て。うちも全く同じ症状になったから三洋はお奨めできない」

といってウチのページを、さまざまな人に紹介してくれているようですが、これもすべてサンヨーのまいた種があるからこそこのようなことになるんだ。

とはいっても、もう自分にとってサンヨーの事件は過ぎたことですから、あえて自分からリンクをカキコして布教することはありません。

こんな欠陥商品を世に流した代償は大きい。ウチのページを見てサンヨーのカメラを買うのをやめた人はどんくらいいるんだろうなぁ。サンヨーの記事に関しては直リンクが非常に多いので、統計で10万ページビューくらいはいってるはずだから、けっこうな数になるはず。

っていうか買いたくなくなるのも当然です。ボクは、こんな不愉快な思いをする被害者を増やさなくするためにこのページを作ったわけですし。そして「同じ症状だ!」と賛同してくれる人もたくさんいる。ってことは、これはやはり、すべて事実なんです。

はっきりいって、もうサンヨーのカメラは見たくもない。さっさと市場から消えて欲しい。たとえ電池切れの症状が治っていようと、やはり信用できない。

最近の宣伝を見ても「なにが電池が長持ちだよ。ウソつくんじゃねぇ」と言いたくなる。それが、俺の本音。

雪印の牛乳や三菱自動車じゃないけどさ、一度失った信用っていうのは、回復するのは 本当に難しいね。お客の期待や安心感を自ら踏みにじったわけですから。

ボクも将来こんな中途半端な仕事をしないように、絶対に気を付けよう。。。と心に誓いました。
自分の手抜きのせいで逆の立場になったら人のことを言えなくなっちゃいますからね。
(人間なので、ときには失敗すると思いますけど)

 

最後に、大阪三洋の担当者様、故障状況の説明など、お気遣いありがとうございました。

 

ご質問・ご感想は、井戸端会議場までお気軽にどうぞ。

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