ダイヤルアップルーター設置記
ページ作成日 99/07/20
更新 なし
とある仕事で、ダイヤルアップルーターを設置することになりましたのでその様子をまとめてみました。写真ばかりで技術的な部分にはあまり触れていませんので参考になるかどうかは微妙なところです。
またこのページは、万が一このLAN構築に関するトラブルが起きたときに、自分がどのような作業を行ったかを見るために作ったともいわれています(笑)。
どのような要望か
事務所には3台のパソコンがあります。
| 1台目 |
性能的には良いマシン(ペン2−350)なのに、付属ソフトがダメでした。なにしろ、出荷時からビデオカードのドライバに致命的な不具合があって、普通に使うだけでフリーズしまくりでした。製品の組み込み時の相性検査や品質チェックなんてロクにしてないんでしょうね。なお、ドライバを差し替えた後の動作は好調です。 |
| 2台目 | NEC 9821バリュースター(P55C−166) 2年ほど前のマシンですが用途を限定すれば十分使えるでしょう。 |
| 3台目 | SONY VAIO(ノート) PCMCIAなのでちょびっと不安が・・・ |
これらをネットワークでつなげて、各端末でインターネットが出来るようにしたい、ということです。なお、ここの事務所にはすでにISDN回線も引かれてTAが設置してあります。なので、これをISDNダイヤルアップルーターに変えてしまえば手っ取り早く済みます。しかし、ここのTAはもともと、ある業務処理のため特定の電話番号に直接発信させなければなりません。セキュリティ保護のため発信者番号通知が必須となり、インターネットと同じ接続方法を取りながらISP経由では繋がらないようになっています。ルーターにしてしまうと接続先が必ず他社ISP(プロバイダ)になってしまうのでダメです。なので、TAとルーターを共存させることにします(つまりはS/T接続を使う)。そのことを踏まえてパーツを買いに行きます。パーツ買いのときに気にする項目は、
「今回は業務用なので安定動作を期待しなければならない。そこそこの品質のものをチョイス」
「きちんとメーカー保証のある物」
「なるべく安く」(いや、これは自分の主観ですが安ければ先方さんにも喜ばれるでしょう)
です。普段自分が使う物は、ジャンクでも処分品でも半故障品でも何でも構わないのですが、今回は違います。普段とは違った趣向で各店舗を回ります。
なんかお買い物日記みたいになってしまいましたがとりあえず買った物を書いてみます。
ルーター:エレコム VIALOOP6010
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ELECOM(Laneed)製です。とりあえず機能の割に異様に安かったのでこれにしました。お値段は、一般的なヤマハルーターの半額(なんと19800円)でした。俺コンにて購入。
アナログ2回線対応、S/T接続あり。この2件さえあれば他の機能はあってもなくても必要無しです。 |
LANケーブル
いつのまにか、「LANケーブルと言えば千石電商」。なんといってもエレコムという高級ブランドにも関わらず怪しいほど安いのが魅力です。他の店の5分の1くらいでしょうか。 |
![]() 必要な本数だけ買っておきます。 |
ハブ:PLANEX 小型の8ポートタイプ
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ハブは、スイッチングなどの付加機能が無く10BASEに限ってはメーカー間で一番性能差のない製品でしょう。なのでどこのメーカーでもよかったのですが、一応ブランド名を意識してプラネットの物にしました。 PCを3台つなげて3ポート、残りはルーターが1ポート、予備を考えても8ポートもあれば余裕です。 |
LANカード:メルコ LGY−PCI−TXR
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![]() |
安定性や確実な性能を求めるにはDECやインテル製を選ぶべきでしょうが、ISDNの64K程度の流れを送受するだけならこの程度の物で十分です。メーカーをメルコに決めた理由は、「PC9821で動作確認がされている」から。コレ重要です。10Mと100Mでは値段差もほとんどなかったし、将来性を考えて100BASE−TXのほうにしました。搭載チップはVIAの86C100Aです。今回はハブやルーターが10baseなので、もちろん100Mの速度は出ません。LANカードのチップがバスマスタ対応なので、ほんのちょっぴり高速化も??ちなみにVT86C926(10baseバージョン)は、バスマスタ転送に対応していないらしいです。 |
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LANカード:ENW−3503T
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| こちらはVAIOノート用にPCMCIAタイプの物です。100BASEと10BASEとで価格に大きな開きがあったので、こちらは10BASEにしました。これまた安心ブランドのPLANEX。しかも動作確認表にVAIOがしっかりと明記されています。こういうメーカーは安心ですね。 | |
S/T接続ユニット
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| 今回のパーツ購入でいちばん困ったのがコイツです。メジャーな店にはどこにも売っていなかったのです。しかし、ふと、俺コンの片隅に1個だけ置いてあったのを確認。店員にTAの対応機種などを聞いてみるが全然知識がないらしく、何を質問しても「うーーーーーーん・・・・ちょっとわっからないですねぇ〜・・・」と時間ばかり無駄になっている。仕方がないので自分でネット検索して対応を確認。即購入。フタの色が黒ですがそれはご愛敬と言うことで。ふぅ、これで安心です。 | |
ルーターを観察
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| さてルーターを眺めてみることにします。底面にはマックアドレスが書かれていました。なんか本格的なネットワーク関連商品といわんばかりで、いいなぁと自己満足。
背面はご覧の通りです。 |
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実際に配線する
ハブに各PCからのLANを接続して、
それをルーターの10base端子に接続して、 |
TAとルーターをS/T接続で繋ぎ、大元の回線をTAに繋ぐ。
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ここまでは、配線作業が大変なだけで技術的な問題は起こらなくて比較的簡単だったのですが、ある程度予想していたことが発覚しました。実際のソフトウェアの設定がえらく大変なのです。概してTAやルーターのユーティリティは、普通にISDN回線を引き込んで「普通に使う」分には、契約者回線番号を入力してダイヤルイン契約の有無を選択して最後にブラウザの設定をして、などと簡単にセットアップできて良いのですが、少しでも普通じゃない使い方をするとなると、「簡単ユーティリティ」ではカスタマイズが出来ないために手動で設定値を変更するのが困難だったり、そのやり方がすごく回りくどかったりします。しかも、相変わらず説明書がわかりにくい・・・。自分のスキル不足もあってか、なかなか手こずらせてくれました。そんなこんなで大変でしたがなんとか無事に設定完了。シリアル経由でTAにアクセスする業務用ソフトも、今まで通り無事に動いてくれて安心。
各端末のIPアドレスに関しては、ルーターがDHCPサーバとなってくれるので非常に楽チンです。まずルーターがプライベートアドレスの192.168.1.1になって、そのあと起動されたPCに対してIPアドレスを自動で192.168.1.2、192.168.1.3 という感じで順番に割り振ってくれる形になります。端末からの要求は、ルーター内でNAT変換機能を使って、プライベートアドレスからグローバルアドレスへ自動的に変換して、戻ってくる際はその逆の動作をさせて外部へのやりとりが可能になります。端末のwindowsは、「IPアドレスを自動的に取得」にしておけば、ルーターが全て面倒を見てくれます。なんと楽なんだぁ〜!!!俺もルーター欲しい(笑) って、うちには東急CATVから契約時に貰ったケーブルモデムがこれと同じような動きをしてくれるので実はうちも楽チンだったりします。(うちへ導入したケーブルテレビインターネットの参考記事はこちら)
これでLANとTAの設定は完了。そのあとプロバイダの情報を入力して各PCからアクセスしてみる。よしOK!
最後に、何分間アクセスがないと回線を切断するかや、外部からの進入を防ぐセキュリティなどの細かな設定を行ってすべて完了。
ついでに今回の良い副作用として、LANを引いたので各パソコン間でのファイル共有やプリンタの共有なども出来るようになりました(LANにすれば当たり前ですね)。いままでここの事務所ではプリンタ切り替え機を使っていましたが、これが付いていると切り替えるのが面倒だし紛らわしいので思い切って取り外してしまいます。FMVはいつも電源を入れているそうなので、それをプリントサーバーにして出来上がり。プリンタを使うときにいちいち切り替えずに済むようになりスッキリ! しかもVAIOからも印刷できる。なぜか同時に要求を出すとなぜか同時にデータを出力してしまって字が重なったり文字化けしてしまうようですがおそらくプリンタドライバの不具合なのではないかと思います。ここは現在対策を検討中です。
おまけで、ルーター付属の余ったISDNケーブルを使って、いままで全く使われていなかったカワイソウなNEC内蔵FAXモデムをTAのアナログポートへ配線して、PCのドキュメントのFAX送信もできるようにしてあげて先方さんは満足されたようです。ヨカッタ!
完成図
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いやぁ・・・いろいろとよい勉強になりました。 こういうことは、まず自分の環境できちんと動くか実験したかったのですが、あいにくうちはCATVインタネなのでISDNは引いていません。よって、ISDNに関する綿密な事前調査はしたものの、けっこういきあたりバッタリ作戦となりました。 が、結果うまくいったので良しとしましょうか・・・ |
1つだけ反省点:S/T接続キットは在庫僅少の場合が多いのできちんと確かめること。
こんなところでしょうか。他は大体うまくいきました。