CW7502の爆音ファン修理
ページ作成日 99/05/03
更新 99/06/08
去年の8月、センチュリーブランドのリテール版CDR CW7502を購入しました。
しかし、これがトラブル続きなのです。すぐにファンが壊れます。
CW7502とは、コレです
最近は叩き売りされている、パナソニック(松下寿)のものです。 |
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購入したのは、まだ去年(98年)の8月だったので、けっこう値が張りました(それでも以前と比べればだいぶ安くなってから購入したのでお買い得には変わらなかったのですが・・・)。ブランクメディア10枚付きで4万ちょいでした。いま買えば同じ型番の物がバルクなら24000円位でしょうね。PCパーツの豆腐化は恐ろしいです。Celeron300Aは、去年の9月に16800円で購入しましたが、今はあっという間に半額ですね。 製品自体はとくに問題があるわけではなく、CDRドライブ単体としては、とても素直な物です。ファン以外は読み込み・書き込み共に静かです。 |
症状は・・・
背面ファンです。すでに防塵シールを剥がしてしまった状態。 |
背面のファンから爆音が鳴ります。購入してから3日ほどたって、PCの電源を入れると、 がーーーぼーーー・・・・・ガァーーー という、とてつもなくうるさい音を発生させます。 そして3分ほどすると、鳴りやみます。最初はどこからこんな大きな音が鳴っているのかわからなかったので、ちょっと怖かったのですが、そのうちCDRが原因と言うことがわかりました。3分待てば鳴りやむんだし、CDRの電気系統自体は壊れていないらしく、きちんと焼けるし、とくに急ぎではないので来週にでも初期不良に出すかな、と思っていました。しかし、5日目くらいから、PCの電源を入れてからいつまでたってもこの爆音が鳴りやんでくれなくなってしまいました。これは実使用上支障が出ると判断し、すぐに初期不良へ出しました。こういう曖昧な故障だと、店に持っていったとたんに症状が現れなくなると言うのはよくあることですが、幸いにも店で電源を繋いだら、すぐに音が鳴ってくれました。 |
客を舐めた極悪店員とのやりとり
松下製のCDROMは、チャッキングの上面部分が見えるようになっています。CDが入っていないのに、チャッキングから騒音なんて鳴るんでしょうかねぇ・・・ |
ちなみに購入したところは、PCアドバンスド(元ディスクマップのビルにある店舗)です。そのときに対応してくれた目のとんがった店員はあまり知識がないらしく、 「コトブキ製のCDRは、CDをチャッキングする金具の精度が悪いので、軸ブレが起こるから異音が出るんです」 などと、訳の分からないことを言っています。なんで排気ファンから異音が出てるのにチャッキングが関係あるんだよ、おまえは何も知らないんじゃないの?知らねぇなら知ったかぶりするんじゃねぇーなどと思いましたが、店員を怒らせて交換してくれなくなると、面倒なことになりますので、ここはおとなしく、「はぁ、そうなんですか」とテキトーに相づちを打って、「たぶんチャッキングが悪いんでしょうねぇ。これは交換するしかないでしょう」と言って、交換して貰いました。
チャッキングの裏側。磁石で吸い付けることにより、CDメディアを挟む形で固定します。 |
| しかし!!!交換して貰った物も、最初のうちはきちんと動いていましたが、また3日くらいたって爆音を発生するようになりました。またかぁーーーチクショォーー!!!!2度も初期不良とは、いったいどういう品質管理をしているのだ。死ね松下寿!!!。またアキバに行かねばならんのか・・・あぁ面倒くさいな。とはいっても初期不良期間中(2週間)に早く手を打たないと、卸メーカー(センチュリー)へ送付する形となって面倒なことになるので、仕方がないのでまたアキバへ出向きます。学校へ行く前にPCアドバンスドへ行き、「また壊れてしまったんですが・・・」と前回壊れたときと同じ担当者へ事情を話すと、こやつはとんでもない事を言いやがった。 「お客さん・・・ご自分のお使いになってるPCの電源は、確実な品質で、きちんとした物をお使いですか?」 ぬわにぃーー!!!テメーは俺のマシンがおかしいって言うのかよ。俺んちの電源は有名なテクノバード製だ(いまはSevenTeamとかが流行っているが、ATX初期の頃は品質が良くて有名だった)。しかも他のパーツは丸2年間すべて正常に動いているんだぜ。電源がおかしいと、CDRドライブのファンだけ都合良く壊れるのか? 俺のマシンにケチ付けるって言うのか!!その疑り深い目線と、その客をナメた言いぐさはどういうつもりだァあんちゃんよぉーー!!!・・・といった趣旨のことをやんわりと言い(ムカついたので、あんまり「やんわり」ではなかったですが)、むこうも迷惑そうでしたが結局は交換してくれました。 あからさまに「おめぇんちのマシンがおかしいからこのCDRが壊れたんだ」みたいなことを言われて、かなり腹が立ちました。 しかも!!!しかもですよ、このクサレ野郎(店員)は、 はぁぁぁあ・・・・もうPCアドバンスドには本当にやられました。それ以降、この店への印象は、九十九のデジカメコーナーの若造の態度に次いで、もう最悪極まりない状態です。 とはいうものの、結局は松下寿の部品選別の怠慢と、出荷時の品質チェックが悪いわけで、PCアドバンスドは悪くないのであまり厳しくは言えなかったのですが、こういった電気製品などの物を売る以上、不良品があって当たり前です。その不良品の処理を、販売店できちんとやって貰うのが筋ってものでしょう。しかも今回はバルク品ではなく、きちんとした 箱詰めのリテール品 でですよ!。最近は、どの店もパーツを安く販売してくれることは非常にありがたいのですが、こういった「基本」を忘れてしまっては困ります。 その後、持ち帰って3台目のCW7502を手にすることになります。お、こいつは順調だ・・・と思っていた矢先、1か月くらい経ってから、やはりファンから爆音が(笑)・・・もはや呆れを通り越して、思わず失笑状態です。なにしろ3台手にして、3台ともファンがおかしいんですよ。松下ゴキブリの品質管理はどうなってるんじゃい。 知人が購入したCW7502や、原付チューンナップのまさみ男さんとこのCW7502も、この症状になったので、同じCW7502の中で相当数の不良が出ていると判断できます。もう初期不良期間も過ぎてしまい、PCアドバンスドにも嫌われた&信用できないこともあって、メーカーへ修理に出すしかないのですが、パーツの修理となると、少なく見積もっても1ヶ月くらい帰ってこなくなるでしょう。それは不便だし、何よりも面倒なので、こうなったら自分で修理することにしました。 あぁリテールパッケージを買った意味がないなぁ。 |
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さて、修理です
| 実際に修理をしてみます。目的は、ファンを取り外して手を加えて修理して、元に戻すことです。まずはCDRを本体から外し、よく構造を目で解析してみます。後ろのネジを外せば金属板がぱかっと取れて、うまくいきそうなのでさっそく実行してみます。
これは簡単です。これ(底板を外すこと)が出来ない人は、修理をする素質はおそらくありませんので、さっさとメーカーへ修理に出してしまいましょう。 |
つぎに、トレーを強制射出させるために、クリップをまっすぐに伸ばしたものを使います。フロントパネルにある小さな穴へクリップを差し込んで、「おりゃっ!」と力を入れて押し込み、トレーを出します。 |
フロントパネルを取り外す
| フロントパネルを取り外します。左右に爪があるので、注意して取り外します。
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トレーの先端に付いている、飾りパネルも取ります。これらは、修理中は邪魔なので、どこかへ避難しましょう。自分のように部屋が汚い人の場合は、このまま転がしておくと踏んづけて割ったりして悲惨なことになりかねません。 |
メカの取り出し
| 底面には、ここと対角線上に計2つの爪がありまして、ここを引っかけておくことにより、ただ単に底板を外しただけではメカが外れないような構造になっています。これに気づかなくて、けっこうハマってしまいました。
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メカを取り外すと、いよいよ問題児が現れてきました。コヤツが異音の発生ヌシです。
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CDRの要を紹介
メカの全体です。松下寿のCDROMドライブは、昔からフレームにプラスチックを使っているので、他のメーカー製ドライブと比べると、とても軽量で、なんかちゃっちぃ印象があります。しかし、ちゃんと使用できればそんなことは全然問題なしです。こういうコストダウンには賛成です。きちんと重要な部分には、少量ながらも金属フレームを使用していますので、まぁ大丈夫かと・・・ |
CDRのレーザーピックアップ部分です。なんだか普通のCDプレーヤーのピックアップと大して変わりませんね。まわりにくっついている基板がちょっと複雑そうなので、このへんが唯一の違いと言ったところでしょうか。 |
冷却ファンを取り外す
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どこを冷却しているのか興味があったので、ダクトをのぞいてみます。どうやら基板やチップ類を冷却しているようです。てっきり書き込み時にレーザーピックアップが熱くなるからそこをめがけて風を作っているのかと思っていたのですが・・・考えてみたら、書き込みの出来るMOと同じで、汚い空気をレンズに送るなんて御法度ですね。 しかし、たかが基板を冷却するだけで、こんなにおおげさなファンなんて要るのか?こいつのせいで、PCの総合騒音がかなり上がってしまいました。現在、このファンを取り外す(不要にする)計画を考えています。 |
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ファンを分解。
ファンを修理します。まずは、オイル漏れ防止に貼ってあるシールを丁寧に剥がします。再び張り付けるので、カッターなどでヘリを押さえて、指紋などを付けないようにします。 |
原因を突き止めるために、ここに付いているポリワッシャーをカッターの刃先をうまく使って、取ります。こうすると、羽根を取り外すことが出来ます。このとき、ポリワッシャーをカッターで切ってしまわないように注意します。 |
そして修理。
羽根を取り外してみると、このような構造になっていました。異音の原因を考えてみます。もしかしたら、磁石を固定する接着剤がうまく付いていないのか?。それか、ベアリングとフレームとのクリアランスが多すぎるため、本来回転するはずのベアリングの内側が動かずに、ベアリングと羽根の軸が一緒に回ってしまっているのかもしれません。あるいは、単なるベアリングの油ぎれか・・・油ぎれというか、たぶん部品製造時の設計ミス(油の塗布量の誤算)でしょうかね。 構造は一般的なファンです。よくもまぁあんなにコイルが少ないのに元気に回ってくれますね。 |
ファンを修理する際の定番修理。ここの軸へ注油します。原付バイクの2ストエンジンオイルをドライバーへ付けて、0.5滴(1滴では多いと思います)垂らします。油を差し終わったら、元のようにポリワッシャーを取り付けて、ファンを本体へ組み付けて出来上がりです。 |
これで、元通り組み立ててみたら、きちんと通常通りの動作音になりました。よって、爆音の原因は、単なるベアリングの油切れによる異音ではないかと思います。
現在たくらんでいるCW7502関連の計画
フロントパネルを外した部分より。
ここにLEDが2つ付いている。(BUSYとWRITING) 左側のLEDボックスには、LEDを2つ実装できるようにパターンが掘ってあります。もしかしたらリライタブル用かな? |
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LEDドライブ用のトランジスタが2つあります。ここから信号を引っ張ってくる作戦。ちなみに右側のトランジスタの横に、もうひとつ実装できるパターンがあります。これは何のインジケータとして使うんでしょうかねぇ・・・ちょっと興味があります。 |
上述にも書きましたが、基板を冷却するだけのファンは要らない!と思ったのですが、やはり外してしまうと心配です。そこで、ある屁理屈を考えます。 「普通のCDROMには冷却ファンなんていうものは無いじゃないか。CDRとCDROMとの決定的な違いは、WRITE動作が出来るか出来ないかの違い。それなら、READのときにはファンが無くても良いのでは?」 ということで、内部基板からWRITE信号を引っ張ってきて、書き込み中のときだけファンが回るように回路を組んでみたいと思います。何をしたいのかというと、普段は普通の静かな8倍速CDROMとして動き、CDRを焼くときには少々うるさいファンを回す、といったことを自動的に機能させるようにします。タイマー回路を付加させて、書き込み直後にすぐにファンが止まらないように細工もします。近日中にこの改造に着手しようと思いますので、お楽しみに・・・ |
| 追加情報 99/06/08 修理をして、はや1ヶ月。何の不具合もなく快適にファンは動作しています。 メールが何通か来たので追加で書きます。この修理記事をみても実行できそうにない方、壊してしまうんじゃないかと心配している方など、希望者の方には修理作業を手数料程度(送料別途)で代行いたします。バルク品などを買ってしまって初期不良期間や保証期間が切れて困っている方へおすすめです。 なお、修理代行の条件としては、輸送時の梱包をきちんとしていただくことと、現状でCDRドライブが動作しており、ファンの異音トラブル以外は正常な状態であることです。最初から不具合のあるものはFANは修理できてもCDRドライブ自体は修理できませんのでご注意ください。 詳しくは、メールにていつでもお気軽にどうぞ。類似機種でも症状が同じなら修理出来るかもしれません。メールには機種名と症状を併記してください。 |