衝動買い散財記録
ドラムマニア、買っていきなり分解。
ページ作成日 2001/01/28
みなさんご存じの通り、斎藤は小学生時代にゲームをやりすぎて、いまは全くと言っていいほどゲームをやらなくなってしまいました。たまぁ〜にやることがありますが、ほとんどが当時やったレトロゲー。最近のヤツは、やたら絵が綺麗なのは分かるけど、
「絵が綺麗なのはすごい。でもコレってゲームとして成り立ってないじゃん・・・」
とか、
「だから何?」
って冷めちゃって、どーもやる気が起きん!
無駄な時間を使わずコレ幸いって感じなのですが、突如としてハマってしまったゲームがあります。 そう、音ゲー(おとげー。流れる音楽に合わせて何らかのアクションをするゲーム)の、「ドラムマニア」です。 ゲーム内容。上から降ってくるチップを叩いて、音楽に合わせてドラムを演奏する。 たったこれだけなんですが、実にオモシロイ! 綺麗なグラフィックも不要で、映画顔負けの複雑なストーリーもいらない。画面上のチップを叩く。叩きまくる。極めて単純。自分はこういう単純なゲームが好きなんです。 drummania homepage http://www.konami.co.jp/am/drum/ 右の写真はコナミのhpから引用させていただきました。 |
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そもそもドラムマニアに出会ったきっかけは、巨大掲示板2ちゃんねるの管理人ひろゆきサン達との会合だったんですが、まぁハマり症の自分としては、真っ直ぐに進んじゃってしまったわけですな。
ちょうど、地元の友達の「すごいやつ@奈良」も一緒にハマッてしまったこともあってか、2人で毎日のようにゲーセンへ通った時期もありましたけどね〜。
とりあえず12月から始めて、1月末現在、ノーマルの曲はすべて完走出来るようになりました。REALは☆6個くらいまでならギリギリでいけて、Expertは、、、邦楽曲ならナントカぎりぎりできるか出来ないかって感じ。
んで、こうやってさんざんゲーセンで散財してると、家でも同じものが欲しくなってくるっていうアリガチな寸法なのであります。
てきとーに調べてみると、家庭用としてドラムマニアが移植され、プレステで出ているという情報を察知!
思い立ったが吉日。さっそく買いに行く!!!
んが!しかし、、、なんとプレステ用じゃなくて、プレステ2用じゃんかよクソ!
なんで、6本の棒が上から下に流れてくるだけのゲームをプレステ2専用にしやがるンダちきしょー!
しゃーないなぁ。どうせプレステ2を普及させるためにSONYからお達しが来ているのであろう。ほかにゲームは特にやらんからゲーム機なんて特別欲しくないけどドラムマニアのためにプレステ2買ってやるかぁー。。。
斎藤の所有マシンとしては・・・ファミコンは持ってました。それ以降はいっさい買ってません。PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、スーファミ、NEO-GEO、プレステ、セガサターン、ドリカス こんだけだっけ?他にもあったっけ。
ファミコンから、いきなりプレステ2を買っちゃうんです。性能差なんていっちゃぁすげぇだろうな、と。6502互換CPUから、エモーションエンジンだっけ、とにかくすげぇCPUへ変貌。まぁそんな話どーでもいいや。
さて、プレステ買いに店へ行くが・・・どこにも売ってない〜!(2000年末の話)
合計10件以上のお店を回ったと思いますが、とにかくソフトは山ほど売られているが肝心の本体は影すらない!
どういうことだソニー。。。
仕方がないので、買えないまんま年越し〜。
んで、21世紀の元旦となり、なにげなく渋谷へ遊びにいったところ、ナナナント!ビックカメラの店頭にてプレステ2が売っているではないか!これは1月1日にして、運がよい。ちうことで速攻で捕獲。ちなみに、その店だけ夕方、たまたま入荷したらしく、見た感じだと次々と在庫の山が崩れていき、ざっとみると30秒ごとに1台売れてました・・・恐るべしプレステ2。
| 買ったぜぃ! |
ついに念願のプレステ2。
遊ぶのに必要なものとか、いろいろ買っちゃった。

本体、S映像ケーブル、メモリーカード(8MB)、ソフト「ギターフリークス&ドラムマニア2ndMix」。
リモコン付きのモデル。

リモコンを使うためには、受光部を本体に挿さなきゃ使えないらしい。けっこう面倒くさそうだな。
買ったからには、いつものようにさっそく分解〜!
・・・といきたいところだったのですが、ネジの部分に見慣れないシールが。

こんなシールが貼られちゃってます。。。
「分解したら一切の修理をお断りいたします」
うーん。。まぁプレステ1のときにMODチップとか作られちゃって大変そうだったもんなぁ。この方法が一番セキュリティ高いでしょうね。これなら保証期間中は、よほどのアホ以外はほとんど開けないだろうし。
こんな脅し文句があったので、とりあえず分解はやめておきました・・・まぁPS2くらい有名なハードなら、分解しているサイトは山ほどあるようなので、見たいかたは他をあたってみてください。ってわけで逃げ!
| これが、ドラムマニア。 |
そう、このためにプレステ2を買ったのであります。

画面構成。
おぉ、これはいいねぇ!ゲーセンと変わらず。完全に再現されている。
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ちなみに、この写真は、うちの中で滅多に使われないで家族から邪魔者扱いされているHDVS仕様の55インチプロジェクター(ソニー HDIR-550J)に久しぶりに火を入れてプレイしているところ。 手前のテレビは32インチ。 やっぱゲームは画面がデカイと迫力があるね〜!っつーか本物のゲーセン筐体よりもデカイじゃん。 よく見ると、左下に正月飾りとかあるし(笑) 撮影した時期がバレバレっす。 |
画面は良いとして、次は操作系。
が、、、箱を開けてコントローラパッドを見て、思わず閉口。

あまりにもチャチすぎる。

中国製。
っていうか、以前から触ってはいたものの、いざ自分の手元に来ると、さらにチープさが目立つ。
比べてみよう。
業務用
かっちょえぇ〜 |
家庭用
ださっ・・・ |
ここ、これは違いすぎる〜・・・
まぁ値段も100倍くらい違うんだからしょうがないんでしょうけど、それにしてもひどすぎる。
| とにかく遊んでみよう! |
それでも使えればオッケーかな、と思って、店で一緒に買ってきた友達とプレイしてみた。
添付されているソフトは、ドラムマニア1st edition なので、曲数が少ない。だから2nd-Mixも買っちまった。あぁ散財。

で、さっそく2nd-mixでプレイ。
うーん、、、なんか違うな。。。打ってて楽しくないっツーか。
まずスティックが短すぎる。これは、相当品(っていうか普通のスティック)を楽器屋で買ってきて解決。
次に、叩き心地。パッドの素材があまりにも安物のため、パンパンとプラスチックを叩いているだけって感じの、何とも言えないやりにくさ。
そしてなによりも一番の問題は、各パッドが密集しているうえに小さすぎるので小太鼓を叩いているような感覚になってしまうこと。
俺はこんな小太鼓を叩きたいんじゃなくって、フツーのパッドを筋肉痛になるほど豪快に叩きまくってストレス解消してぇんだよチクショーーー!!!
とくにハイタム(緑色)の位置がスネアドラム(黄色)の真上に位置しており、位置関係もメチャメチャだ。
パッドの大きさも、業務用はヤマハ製の8インチのパッドなんですが家庭用のは約5インチ。小さくてフレーム枠を打っちゃったりとか。これは俺が下手くそなだけか。。
あと、打ったときのスティックへの反動の感触もあまりよいものではなく、打ったときの爽快感がないい。。コレ最重要。
| 位置関係がわかりにくすぎるので、ためしに色の付いたシールを貼り付けてみました。 あぁ、なんかこれだけでもだいぶ変わったなぁ! |
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でも打ちにくいな。。。これはつまるところズバリ、コントローラがとにかく安物過ぎる。添付ソフトウェアが泣いている!!!ソフトのほうは完璧といっていいほどの出来なのに、残念だ。
なんでコントローラがダメなのか、まぁそれは外見を見ただけで配置とか素材とかでわかるんですが、念のため中身を検証してみよう。
| さて、中身はどーなってるの!? |
ってわけで、ここからはこのサイトのお決まり、分解といってみようじゃないか。
まずは裏蓋を外す。
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簡単に取れます。 安っぽさは、外見のみならず、ふたを開けたときにさらに目立った! プラスチックの成形キズはそのまんまで、各配線は両面テープで固定してる。 いやはや、こーいう見えないところのコストダウンは大好きなので歓迎なのですが、価格に反映されてないような気がする。 安くなってくれていれば納得なんですが、ソフト付きとはいえ、これで15000円っつーのはチト疑問っす。 |
これがセンサー。この位置はロータム。
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こんな安物に見えるパッドも、なかなか高度なことをやってるな。 てっきり、押し下げられるとスイッチが入るような単純なものかと思ってたんですが、どうやら普通のスイッチではないようです。 圧電素子をマイクのように使ってショックを感知しているようです。 ほぉーー、圧電素子って、音を鳴らすだけじゃなくって衝撃センサーとしても使えるんですねぇ〜。圧電素子っていえばアレですよ、超最高級ビデオデッキのヘッド位置制御とか、電子オルゴールとか、昔の加湿器に付いてるヤツっす。 相変わらず、機械を分解するとさまざまなデバイスの勉強が出来ます。 |
コントロール基板。片面実装です。
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セレクト、スタートスイッチは単純なゴムパッドによる駆動。 他のパッドは配線が引き延ばされて、先端に圧電素子がくっ付いてます。
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裏側。

とくにこれといった特別な回路は無さそう。メインICは、汎用デジタルICの74HC14と、プレステ用のカスタムIC(ミツミ製)搭載。HC14ってことは6回路のシュミットトリガー内蔵型のインバータだ。
裏側拡大図。
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シュミットトリガーっていうのは、0V(GND)〜5V(VCC)までのあいまいな波形をデジタル信号へ整形するような役目。 つまり74HC**シリーズっていう系統のICはデジタルICなので、これらと組み合わせて回路を組む場合、0と1がハッキリしていないと接続する際に不都合が出て、厳密にはまずいんです。 圧電素子の振動みたいな中途半端な信号を、0と1というハッキリした信号へ作り直して、後段に設置するICの動作不良を防止する、、、みたいな役目で設置されている。 この場合、後段のICっていうのは、プレステへコントロール信号を生成するためのミツミ製のICのことだよ。 その周辺に、おそらく圧電素子の信号を増幅させるためであろうトランジスタが、各パッド1つ当たり2個使われている模様。 2個使ってるってことは、1個は増幅用で、もう1個はチャタリング防止とみた。 |
あと、気づいたことと言えば、足で踏むバスドラム用のフットペダルは、そのまま直接ミツミのICへ入力されていることが判明。こいつがGNDに落とされると踏まれたっていう情報になるみたい。
う〜ん、、ってことは、各信号にはチャタリング防止回路はいらないってことかい?もうちょっと解析しないとな。片面基板で表面実装のパーツ群なので、解析がやりにくいったらありゃしない。。
ちなみにフットペダルと書きましたが、家庭用のヤツはあまりに安物なので、ペダルじゃないんですけどね。どっちかっつーとスリッパに近いような。
*けつろ〜ん*
結局、スティックからの振動をプレステへ伝達させる仕組みはわかったものの、打ちにくさの問題は、根本的にコントローラの形が悪いからであり、回路の変更とかの問題じゃないことがわかった。
純正コントローラよ・・・おまえの使命は終わった。。。あぼーん。
さ〜て、こっからが本題。
| ここまで解析をやったってことは、理由があるんです。 |
そう! ンな安物パッドつかってられっか〜〜〜!!! という思いが募り、いてもたってもいられなくなった。
つまりやりたいことはズバリ
「家庭で制作できるレベルの、打ちやすいドラムパッドの制作」
っす。形はどーでも良い。ゲーセンのパッドの位置と、打った感覚が家でも再現できればオッケー。これを目標とします。
すでに制作に取りかかってます。
これに関しては別コンテンツを立ち上げてみようかと思いますが、1枚だけ開発中の写真を。。。
うちで一番高価な測定器。数年ぶりのオシロスコープ登場。いちおTektronix製っす。

いつ完成するかわかりませんが、続報コンテンツにご期待ください。。
こんな感じで、去年の12月末にスティックでパコパコと叩くだけのゲームに出会ってから、気が付いたらオシロまで引っ張り出しているという自分のアホさ加減ったら、ほんとに呆れちゃいますね。まさに「熱しやすく冷めやすい」。
みなさんも一度ゲーセンに逝って、「ドラムマニア」やってみてください。今はゲームが嫌いな斎藤が、10年以上ぶりにはまってしまったゲームですから、きっとゲーム嫌いなあなたも燃えるハズ!(ほんまかいな)
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