WORLD PC EXPO2000 速報レポート兼

光学式マウスの移動認識チップ「H2000」
その正体 ついに判明!

ページ作成日 00/10/17

 

ビッグサイトのWorldPCExpo2000。このイベントには初めて行きました。

昔からパソコンはいじっていましたが、こういうイベントはあんまり行ったことがなかったんです。

なんかこう、行っても、無駄な物欲が沸くのと、「俺の小遣いじゃ買えないぞチクショウ」って思うけどどうしても欲しい物に出会っちゃうと散財しそうで怖かったって言うのもありますが、イベントの場所が家から遠いっていうのが一番の原因だったのかな。えぇ、けっこう出不精なもんで。遠いっていっても1時間半程度ですけど。これじゃ、遠いとは言わないか。。。

今回、西ホールのネットワーク関連企業が集まったエリア内のWebmoneyブースで自分は映像の仕事をしているので、お時間のあるかたは遊びに来てくださいね(あんまり顔は出せませんが)。あ、そうだ。宣伝じゃないですけど、うちのブースでアンケートに答えると500円のWebmoneyカードがもらえます。

どんなアンケートなのかまだ見ていないのでわかりませんけど、欄外に「斎藤Siteを見た」なんて書いていただけると、楽しいかもしれません(笑)いや、べつに書いてもらっても僕には1銭も入ってきませんが、どのくらいの人がこれを見てから足を運ぶのかなぁなんて思いまして。僕のケータイ番号を知ってる人は、実演のインターバルの時間にでもかけてみてください。

仕事が一段落したついでに他のブースをいろいろ見たんですけど、その感想は。

いやぁ、、、もう、ちょーーーーーー面白い!!

見るところすべてが自分の好きそうなモノばっかり。好きそうじゃなくて、ずばり好きなモノばっかり。

とくにパーツ系(パーツっていっても、ビデオカードとかじゃなくて、工業部品単体のほう)が最高にオモロイ。

普段、なにげに目にしている部品は、こんなメーカーが作ってたんだぁ とか、大きな発見をすることがしばしばありました。

前回のシーテックのときも、非常に心を刺激されましたが、今回はもっとスゴイ。

うん。みなさん、ぜひ逝きましょう!きっと楽しいこと間違いナシです。出不精の僕が楽しいって言ってる位なんですから。

 

ま、やっぱり入力デバイスオタクな自分にとって、目を引くのはだいたい決まってます。そう、マウス。

ちょっと前にウチの掲示板で話題になった、SIEMENSも、あのぐっち〜博士に分解されたマウスを、堂々と展示してます。

 

SIEMENSブースのほぼ全部が、このマウスの宣伝になってます。

っつーか、今回これだけ大々的にアピールするってことは、新製品のハズ。
ということは、あのぐっち〜氏の手元にあるヤツは、一体何者???

 

んで、仕事を切り上げて学校に行くハズだったんですが、ちょっと他の館へ寄り道してみることに。

初日は深入りしないで10分で帰ろうって決めていたんですが、あっちの角をたどってもう一巡してから帰ろうかなぁ、、、と思ったのが命取り。気づいたら次々と目移りして30分くらいウロウロしちゃいました。

そう、自分にとって、ものすごいモノを見つけてしまったんです。

BluetoothとかIEEE1394とかUSBのあるコーナー(つまりは、組み込み機材や内部チップなどのメーカーが密集しているエリア)へ行ったところ、、、なんかこう、ビクッとくるようなパーツが、目の前に現れたんです。

そのビックリした場所とは、アジレント・テクノロジーっていう会社です。

マイ 衝撃メーカー。その名は Agilent Technologies

(写真撮影 許可済み)

そこで目にして衝撃を受けたモノとは、この写真の左側に置いてあるものです。

 

近くに寄ってみる。

C-MOS ナビゲーションセンサーとか書いてあります。。。なんすかこれは一体。

Solid State Optical Mouse Sensor HDNS-2000

ぎょえぇ〜!!!!! コココ、この部品は・・・

そう!これはまさに、有名メーカーも、数々の無名パチモンメーカーも、こぞって採用している、

オプティカルマウスの移動距離認識チップです!

このメーカーは、マイクロソフトのインテリマウスエクスプローラからLogitech製の最近出たマウス(下の写真のやつ)も、ぜんぶ引き受けているらしいです(最新のMSは違うらしい)。要は、認識エンジンICはどのメーカーもすべてこのメーカーから仕入れているので、認識率はそんなに違わないハズですよね。っていうか違ったらおかしいです。なんせ元の部品が同じなんですから。

 

よし。実際に手持ちを調べてみよう。

うちのやつ。Logitechオプティカルマウス いきなり分解!から引用。

ブース内では、このマウスにも搭載されてますって展示してありました。

ってことは同じ部品が入ってるはず。

ほぉ。

ウチのLogitech光学式マウスを分解すると、やはり、同じやつが出てきました。

 

アジレントさん、すげえっす。ほんとにウチのにも入ってます。有名なメーカーのマウスユニットのほぼ全部に関わっている、影で支える心臓部、まさに最新の技術を提供〜 って感じです。

 

ブース内の、ヘンテコマウス。

この変な形のマウスは、Agilent社の自社チップを使った、サンプル品です。

一応、2ボタン式のPS/2マウスです。

これをメーカーに渡して、そのメーカー(つまりはロジクールやMSなど)が、この光学読みとりパーツを採用するかどうかの判断材料にしているらしいです。

んで、このH2000チップ(正式にはHDNS-2000)は、3.3V駆動のフツー(というか、ちょっと大きめ)のディップICで、元々はPS/2マウスの通信回路を内蔵しており、即席で2ボタンマウスを構成できるような作りになっています。

付加回路として、最近は当たり前のように搭載されている「ホイール」などをつけたい場合は、ちょっと使い方が変わってきます。

そのままではスクロール用の入力端子が足りないので、このチップ自体は、オプションの設定として、X軸とY軸とをロータリーエンコードするエミュレータみたいなモードにして、普通のPS/2マウスコントロールチップに直結したり、USBマウスコントロールチップへ繋いでUSBマウスにして使うような仕様になってます。

なるほど〜。だから、ぱちもんマウスには、ホイールを有効にするために、わざわざHoltek製の82M39Aマウスコントローラが入っていたワケね。納得お得。ふ〜ん。

このへんは、ブースにてデータシート(英語)をもらって、ゆりかもめに揺られながらいろいろと勉強させてもらいました。

 

気になるパーツの値段は。。。

んで、実際に販売される形式は、このチップとレンズなどの外部パーツがセットになっています。

ブース内の人に聞いてみました。お得意さんの製造メーカーの場合、

1万個/月の継続発注で、千円札1枚で、お釣りが少々来る位

だそうです。(いや、具体的に金額も教えていただいたんですが、ここに書くとマズいかな、と思いまして。)

なので、最近よく出回っている、ぱちもんマウスのオプティカルバージョンなどは、プラス1000円くらいの価格で光学式ユニットを取り付けられるようです。おまけに、ボールやフタを製造する手間が省けますし、これからもこういうたぐいのユニットは一層普及すると思われます。

そんなわけで、あの抜群にレスポンスの良いスンバラシイ出来の光学認識ユニットは、こーいうメーカーが作ってるんだなぁと、感心感心。

とにかく、他のブースもいろいろと楽しいモノが多いですが、ここのブースは、自分の頭の中にある、マウスの「ナゾ」をいっきに溶かしてくれたようで、特にビックリしてしまいました。

 

現場にまだ慣れていないせいか、朝から夕方まで狭い裏部屋で各種マッシ〜ンをいじりまくって神経使っちゃったのと、仕込みとリハーサルの連続で寝不足気味なので乱文失礼。。。

 

ご意見・ご感想・ご質問は、井戸端会議場までどうぞ。

PCいじりまくりへ戻る   トップページへ戻る