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FC-PGAセレロン導入&旧式ゲタで無理矢理使う

ページ作成日 00/06/22

ようやく、カッパーマイン版Celeronを買いました。というか、オーバークロックに燃えに燃えまくっているお友達に譲ってもらいました。そのお方は、すでにセレロンでは満足できず、CuppermineのPEN3に心を奪われてしまったようです。

自分の場合、周辺機器の関係や安定性の面で、ベースクロック100MHz以上は上げる気は今のところありませんので、この程度の石が一番ちょうどよかったりします。いまから買うのなら、安定性とベースクロック100MHzの確実性を考えるとCeleron533Aが一番良いと思います。

 

手持ちのマシンで使えるかどうかわからないが・・・

なにも調べずに、とりあえず手元に持ってきてしまってあります。

FC-PGAの石って、重量がめちゃめちゃ軽くて驚きました。

Cuppermine Celeron566

いや、ホントに最近は規格の乱立ですなぁ。SLOT1がようやく落ち着いたと思えばいきなりCeleron専用のソケット370が登場。そうこうしているうちに、FC-PGAとか言われているペン3も乗っかるというソケット370が登場。オイオイ、こいつら一体なにが違うんだ。そういやサーバ用途でスロット2なんてのもあったっけ。

自分の場合、まずソケット8で規格の乱立に戸惑い、Pentium-Pro150を格安で買ったもののコイツは実質1世代で終了してしまいました。マザーボードは中古で処分しましたが、いまでも手元にはPenPro150の石だけが寂しげに転がってます。まぁ、ソケット8のアップグレードパーツが絶望的だったおかげで、200〜266程度の中途半端なCPUを買わずに済み(ソケットがあわないので買うことができず)、無駄な投資を押さえることができた、と思えばいいか。よって、ソケット8の罪は由としよう。

付属品とかロットとか

これってCeleron566に付属のリテールファンなんでしょーか?やけにデカいですね。

羽根の口径が大きくなったおかげで、山洋特有のやかましい甲高い音が軽減されているようです。

ちなみに昔のモノと比べると、その大きさがわかると思います。

いつものように、プラスチックをひねると簡単に羽根だけ取り外せます。

Celeron-566のロット。S66/128/66/1.5V L014A477-1614 SL46T

2000年14週です。

がしかし!ゆるせんFC-PGA。外見もピン数も同じクセして、いままで買ってきた下駄が全部使えないそうじゃないか!

仕方がないからゲタを新調するかぁ〜と思いましたが、素朴な疑問。

「ホントに旧ゲタじゃ動かないのか?」

もしかしたら、オーバークロッカーの輩たちは「旧ゲタじゃ動きません」というメーカーのうたい文句に踊らされているだけなのかもしれない。

今回、マザーボードも古いモノなので、これもちょっと躊躇してしまう。実際はどうなのかな。

いままでの規格外CPUの換装経験は、

機種 換装CPU 行程 結果
PC-9801F2
 (8086-8)
V30 そのまま換装。 OK!
PC-9801NS20
 (i386SX-12)
Cyrix Cx486SLC2 ハンダでちまちまと換装。 OK!
 苦労した。
PC-9801BX
 (i486SX-20)
i486DX2-50 オーバードライブソケットへ強引につっこむ(1ピン加工) OK!
 簡単。
PC-9801BS
 (i486SX-33)
i486DX2-66 オーバードライブソケットへ強引につっこむ(1ピン加工) OK!
 簡単。
PC-9821Bs/U7W
 (i486SX-33)
AMD486DX2-66
 (3.3Volt版)
オーバードライブソケットへ強引につっこむ(1ピン加工) OK!
 簡単。
FMV-590C3
 (Pentium-90)
Cyrix 5x86 PR166 そのまま換装。 NG。
起動せず。
FMV-590C3
 (Pentium-90)
Cyrix 5x86 PR166 Acerのヨーロッパサイトから取ってきたBIOSに書き替える。 OK!
Gateway P5-166
 (Pentium-166)
Cyrix M2-333 インテル純正のマザーにサイリックスを入れる。 NG。
 クソ!
Intel PD440FX Celeron300A 953円で買ったヤツ。pen2専用マザーにCeleronを突っ込む。 OK!

そのほかもありますが、覚えている限りではこんな感じです。統計的にみると、成功例のほうが多いので今回も何とかなるんじゃないかなぁと、思っていました。

 

手持ちのゲタ。Soltek製SL-02A8と、MSIのMS6905dual

これは、セレロン333@500駆動で使っているモノです。

試しにくっつけてみる。

おー、ちゃんとハマるじゃないか!

って、PGA370とFCPGA370はピン数が同じなのだから、当たり前か。

試しに安物FANを当ててみます。

う〜む・・・なんかFC-PGAのCPUって、緑のベース部分はまっすぐ平面じゃないんですね。ちゃんと押さえてレバーを倒しても、端っこのどこか1カ所が浮いてしまいます。(写真の場合は、左下)まぁ、べつにコアとヒートシンクがしっかりと接触し、ソケットの端子とCPUピンの端子がちゃんと接触できていれば動作上はオッケーなはずなので、細かいことは気にせずよしとしよう。

で、このゲタの問題点は、電圧が最低でも1.8Vの設定しかないことです。1.8V〜3.0Vまで可変できますので明らかにメンドシーノCeleron時代のゲタです。

で、今回のFC-PGA版Celeron566は、規定電圧は1.5V。プラス0.3Vにしても大丈夫なのかなぁとちょっと怖くなりましたが、なにはともあれ、刺してみることにしました。

 

テストの環境。

今回、ひっかかる点は2つ。

まず1点。メーカーサイトによるとマザーボードがCuppermineコアに対応していない。(が、新しいものは買いたくない)

もう1点。ゲタが古い。(これは動かなければ新調すれば解決する)

 

試験するマザーボードは、Abit-BH6(rev.1.0)と、GIGAYTEのGA-6BXD(rev.1.4)。

BH6は超定番だし、動作報告例もいくつか聞いていますので、たぶん大丈夫だろうと推測。

GA-6BXDはツクモにてジャンク扱いで格安で買ったデュアルSLOT1マザーですが、デュアルソケットを埋めるためのCPUターミネーターはついていないし、ロジックボードは旧ロット(rev.1.4)なので、カッパーマインは使えないとメーカーサイトへ明記してある。リビジョン1.6以降なら動くらしい。CPUターミネーターは、なぜか無い状態でも全く問題なく動いています。一時期デュアル構成にしていましたが、デュアル環境だとフラッシュパスが使えなくなり、デジカメのデータ転送ができなくなるのでいまは仕方なく1個(Celeron-500 おとなしくベースクロック66MHz)だけ入れています。ベースクロックに柔軟性がないのでオーバークロッカーから相手にされないこともあってか不人気機種で、あまり濃い情報は少ない。

 

まずは初代BH6。Soltek製SL-02A8を履いて、いざ出撃!

装着すると、こんな感じです。

電圧ジャンパー設定は、最低設定値である1.8Vにしました。

まず、手持ちのCeleron500をつかって、通常通り起動させます。そしてBIOSのCPU項目で電圧を少しづつ下げていきます。お、けっこう低電圧でも動くもんだなぁと関心。メンドシーノコアのCeleron500は、1.6VでもBIOSを見ることができました。さすがに1.5Vにすると無反応です。

結局、CPU VoltageをUSER Defineに切り替え、1.6Vに設定して記憶させ、電源をオフ。

ここでCPUをカッパー566へ取り替えます。こうすれば、プラス0.1Vの誤差でカッパーセレの動作確認ができるからです。

そして、電源ON!

お、入った!!!!!!!!!BIOSも出たぞ。

 

なぁ〜んだ!旧ゲタでも動くじゃん!

CPUの名称はミスっているようですが、単にBIOSを最新にしていないだけかも。

PENTIUM3-550Eと出てます。

インストールされているlaser5-Linuxも全く問題なく動く。大丈夫じゃんかよぉ! 一体、ちょい古めのゲタと、カッパーマイン対応の最新ゲタとは、なにが違うというのだ。

あ、そうだ。。。BIOSで供給電圧確認してみよっと。

あちゃーー!1.8Vだとよ!

さっきの1.6Vに設定した苦労は無駄だったのか。たぶん、CPUが変更されたと認識されて、デフォルトの設定に戻ってしまったんだろう。まぁ、いいや。動いてるから。ところで、低い電圧に設定できるのかやってみよう。

ちゃんと1.5Vに設定できました。

再起動して、chipsetの動作状況を見る。

きちんと1.5Vで出力されています。これで安心。最初は渇入れ状態になりますが、すぐにBIOSに入って設定すれば問題なさそうです。

その後、おもしろい実験をしてみます。ベースクロックを可変して、どんなCPUと認識されるか、試してみます。

ベースクロック75。75*8.5=637.5のはず。

600EBらしい。

ベースクロック83。83*8.5=705.5のはず。

700EBらしい。

目標のベースクロック100。100*8.5=850のはず。

806EB?? なんじゃこりゃ。完全に認識をミスってます。

ネット上を徘徊していると、掲示板ではよく

「サポート外のCPUを挿したら、CPU表示が正式のものと異なるんですが、凄く気になります。
 なんとかならないでしょうか? 私の機種はFMV****です」

なんていう書き込みを見ます。そりゃサポート外なんだから当たり前ですなぁ。そんなのを気にしている人は、たいてい自分のメーカー製PCのマザーボード名すら把握できていない人たちが大半で、海外の怪しいサイトを右往左往し、気がつかずにM/Bの機種名の違ったBIOSなんぞを入手してしまい、そのまま実行して当然アップデートに失敗して撃沈。CPUの名称どころか本体ごと破壊してゴミを増やしてしまう人がいます。

こうならないためにも、不具合が出ていないときにはやたらに無意味なBIOSアップデートなどしないほうが賢明です。不具合なくきちんとOSが動いているのですから、CPU表記などの誤記は、始めから気にしなければいいのです。

 

BH6+カッパーマインセレロン+SL-02A8の結論:

BH6旧リビジョンでも、ソルテック旧ゲタでも全く問題なし!

ちゃんと動いてるんだから、BIOSのCPUの表示は気にするな!

 

続いて本命GA-6BXD。Soltek製SL-02A8を履いて、出撃!

同じようなやりかたで、こっちでも挑戦してみます。BH6はサブマシンですが、こっちは今のメインマシンです。これがきっかけで壊れたら泣きますが、これがオーバークロックの楽しみってコトであきらめましょう。

このM/Bは、非常に行儀のよいマザーということもあってか、ベースクロックは66MHzか100MHzの2種類のどちらかしか選択できないようになっています。だから試すのは66MHzと100MHzしか出来ません。

マザーボードのリビジョンが古いことが気になるところですが、やってみなければ動くか動かないかもわかりません。ココは一発、まずは66MHzに設定して、勇気を出してCPUを突っ込んで、起動。

お〜〜〜、こっちも動いた!

しかも、CPU表記が笑えます。

I-MMX CPU at *98MHz

どうやらMMX-Pentiumという恐ろしく古いCPUと認識してしまっているようです。クロック表示は文字化け状態。

そういや昔、ソケット7マシンにODPを刺したら486と認識された、なんていう記事をどこかで見たような・・・それと一緒でしょう、たぶん。

CPUコア電圧は、ゲタの指定通り1.8Vとなっています。

ためしにWindows2000を起動させてみますが全く問題なし。

ちゃんと566MHzで動いています。

ここで調子に乗って、ベースクロックを100MHzにしてみます。魅惑のオーバークロック。

勇気を出して電源ボタンをポチっと押す。お、BIOSが出ました。

表示自体は、さっきの66MHzのときと同じようです。

そして、危険とわかっていても、メインのWin2000を起動。まぁ最近は、一度痛い目に遭ってからは常にバックアップを取るクセを付けているから、万が一壊れても、慌てない。

さて起動した。あれま、全然問題なし。

ちゃんと850MHzで動いています。

今現在、このページもこの環境で書いていますが、きわめて安定。一度も落ちていません。

 

GA-6BXD+カッパーマインセレロン+SL-02A8の結論:

6BXD旧ロジックリビジョンでも、SL-02A8旧ゲタでも全く問題なし!

ちゃんと動いてるんだから、BIOSのCPUの表示は気にするな!

 

総評

とにかく、非対応のマザーボードでも、旧ゲタでも、全く問題なく動くのには驚きました。やってみるもんです。しかも、このVCore1.8Vという渇入れ状態でCPUを触ってみましたが、旧セレロン500MHzの規定駆動よりも明らかに低発熱で駆動されています。全然熱くないです。。。おそるべし0.18ミクロンのコア。

熱くないのをいいことに、CPUファンの駆動電圧を5Vにしてしまいました。これで騒音は劇的に減り、そのうえヒートシンクはほんのり暖かい程度で、全く問題なさそう。しばらくはこの静寂な環境で、快適なPCライフを送れそうです。

ショップでは、「特価品ゲタ(カッパ非対応)。カッパーマイン対応ゲタはあちらです」なんていう札がありますが、あれらは、一体どのような違いがあるんだろうか。。。

PPGA370とFC-PGAとは、おそらく電気的な接続の違いはあるのでしょうけど、PPGAのハードウェアと設定で現実に目の前で安定して動いているので、なんとも不可解です。

超高負荷のソフトを起動しっぱなしにすれば何らかの不具合が出るのかもしれませんが、普段はブラウザでweb閲覧と画像編集、MP3やMPEG動画の圧縮くらいしか使わないので、これで十分です。

いやもう、さすがに500(ベース66)から850(ベース100)に変われば、体感でもかなり速く感じます。

あとは、SSEとかの新命令が問題なく動けば合格でしょうが、クロックがこんだけ速ければどうでもいいや〜というのが正直なところです。

あ、そうだ。ちなみにMS6905DUALでも、問題なく動いたことを付け加えておきます。となると、カッパーマインに正式に対応したと言われている「MS6905MASTERの存在」って一体・・・???

もしかして、旧ゲタと新ゲタの違いって、電圧の可変範囲の違いだけだったりして。

 

そんなわけで、普段からハズレ掴み王な自分にとっては、Celeron566は久しぶりのお買い得な逸品でした。

ご意見・ご感想・ご質問は、井戸端会議場までどうぞ。

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