
セピアZZ
魅惑の
V100エンジンスワッピング
大作戦!
かねてから計画していたセピアZZ<>アドレスV100エンジンスワッピング。
しかぁし・・・なかなかヒマがないのと、バイクをいじる場所がないというたわいもない2つの理由により計画倒れになりかけ状態でした。
そんなこんなでモヤモヤと死にかけのベアリングノイズばりばりのエンジンにまたがり生活しているある日、家のクルマを車検に出すことに。となると、しばらく家のガレージからクルマがいなくなって空っぽになる。おおおぉぉ・・・これは2度とないチャンスだ(大げさ)。車検から帰ってくるまでに何としてでもやり遂げようと固い決心をしたのでありました。
最初に、エンジンオイルの給油口を塞ぐ。

これをしないと、車体を倒したときに2ストオイルがベトォーっと出てきてふき取るのが大変になります。
まずは事故車のV100からエンジンを抜き取る。

前回のメンテナンスをしてから4か月ほどほおっておいたら、エラいことになっていました。前オーナーがガムテープでぐるぐる巻きにして無理矢理固定しておいたバッテリー部分が、風化してガムテープが破れ、バッテリーホルダーごと地面に落っこちていました(笑)
これが走行中になったらと考えると恐ろしいです。で、ガムテープをすべて取り外すと、横からブチ当たったと思われる生々しい事故現場があからさまになるのでした。これでよくフレームが曲がらなかったなぁ。もしかしたら微妙に歪んでいるのかも。でも試しに走行したときには問題ありませんでした。
エンジンハンガーボルトを緩める。

車体を寝かしてボルトを取り去ります。ただし、まだボルトは抜いてはいけません。ケーブル類をすべて外してから抜き取った方が安全です。工具は十字型の安物クロスレンチです。たしか17,19,21,23mmで380円だったかな。原付程度のメンテなら、高価な道具は必要ないでしょう。
エアクリボックス取り外し。ハーネス外し。

まぁこのへんは、ラクチンです。ドライバー1本ですかすかと取れていきます。慣れていない人は念のため、配線図をメモっておいた方がいいでしょう。
リヤサスボルト抜き取り。クーリングホース外し。

それとついでにリヤブレーキケーブルも外します。
エンジンオイルケーブル取り外し。

ちょっとコツがいります。ケーブルが抜けないような加工がされていますので、小さいラジオペンチなどを使って、その抜け防止機構を解除します。これでケーブルがするすると取れます。
オイルが漏れないように栓をする。

これも、あとでべとべとになるのが嫌なためです。ビニール袋の切れっ端とネジを突っ込んでおきます。
いよいよボルト抜き取り!!!

バイスプライヤーで思いっきり握り、エイヤっと抜き取ります。けっこう堅い場合が多いです。ネジ山を潰さないように注意。

ここまでいけば、しめたものです。
とォりゃぁーーー!!! ガバッと一気にね。

面倒なのでキャブも取ってしまいました。後で考えたら取る必要なかったです。
セピアのほうも取り外します。

外し方はほぼ同じなので割愛。

但し、こっちは過去にV100エンジンを載せるために配線を無理矢理いじったので、ハーネスは引っ張っただけでは抜けません。ギボシや簡易接続ハーネスなどを取ります。やっぱりこういうパーツの役目はあくまで簡易です。接触不良になることも何度かありました。今回はきちんとハンダで止めようと思います。
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![]() これで、2台とも取れました。 あとは逆の手順で組み付けるだけ。 って、字で書けば簡単なんでしょうけど。 |
うーーむ、壮絶だ。2台ともバラしまくり。

この状態で俺がトンズラこいたりでもしたら、片づけるのが大変だろうなぁ(笑)
折れたセンタースタンドを移植。

これって、普通はマフラーを取り外さないとエキパイが邪魔をしてセンタースタンドが取り外せない構造になっているのですが、試しに軸部分を逆に取り付けてみると・・・あれれ、ピンを外せばセンスタが自由に取り付け・取り外しが出来て、簡単にメンテが出来るじゃないですか。
しかもちゃんと脱落防止のピンも正規の位置に付けられます。うーむ、スズキの構造はやっぱり不思議だ。センタースタンドを盗まれないようにするため?いやいや、センスタ盗むような物好きはそういないでしょう。この謎を知っているひとがいましたら教えてください。
ハーネスを新たに製作。

この際だから、V100とセピアの両方に対応した配線を作ることにしました。簡易ギボシはやめて熱収縮チューブを使って万全。これでどっちのエンジンが来ても安心です。って、「今週はこっちの50ccね」なんて感じでエンジンってそんなに取り替えるもんじゃないんですけどねぇ。大は小を兼ねるってか。もうムチャクチャ。
エンジン取り付け完了。さて、試乗・・・

って、写真を1枚・・・これだけじゃぁ何が変わったのかさっぱりわからんですねぇ。外見も同じだし。
全然違うんですよ、乗り味と、静かさが。
いじられていないエンジンは、フルノーマルなので素直に動くのです。V100エンジンは最近のレッツみたいな排気音がします。動くハズなんですが・・・なんだか調子悪いです。
どう頑張っても時速20kmくらいしか出ません(笑) ひどいときには5kmくらいでクラッチミートが終わるとストールしてしまいます。しかも、灯火類もまったく付かず。ライト真っ暗です。
しかし、スワッピングなんてすぐに終わるだろうと甘い予測が災いして、ちょうどその日の昼間に、BLUEDEVILさんとお茶の水周辺で待ち合わせをしているのでありました。うーーん、運の尽きか。遅れるわけにはいかないのでとりあえずボロボロの状態で駅まで走ります。
スピード遅すぎ違反(?)、そして完全に無灯火違反です(笑) しかし昼間なのでとくに不自由しません。ウインカーもバッテリーから供給されるのでかろうじて点灯します。で、用事を済ませてから作業を再開。
灯火類が付かない原因はわかりました。ハーネスのアース金具に絶縁ワッシャーを挟んでいました。あぁなんてアホなことを。まぁ直ったからいいや。無事解決。
次にエンジン。エンジン不調といえば、まずプラグ。

うーーん、まぁキレイとはとてもいえない状態ですが、掃除すればまだ大丈夫でしょう。洗浄して先端をキレイにして取り付けます。
さて試乗。まだ直ってない!!!
もしかしたらCDIを取り替えていないせいなのかも。

CDIの端子部分は、セピアとV100とで微妙に違います。V100のほうが端子の面積が広いのでコネクタが入りません。それを右のようにヤスリで切削加工して無事に取り付け完了。
さて試乗。オイオイまだ直んねぇぞ!!!
次なる推測は、数ヶ月間エンジンを寝かせておいたので、キャブが腐ってしまったんじゃないかと推測。
キャブ分解
ミクニ製です。MJ#62.5です。 |
![]() やっぱりけっこう汚れていました。ガソリンが緑に変色して、ところどころが白く粉状になっています。あぁこれが原因か。 |
メインジェット清掃。
チョット見にくいですが、よく見てみると、穴が通ってないぞ。だから全開にしてもガボガボいって回らなかったのか。 |
![]() キャブクリぶっかけまくり。それでもダメなので細い針を通してようやく貫通。 |
パイロットジェット清掃。
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ついでにパイロットジェットも洗浄。パイロットジェットとは、アイドリングや低速時に使うジェットのことです。 こっちは白い粉が付着していてひどかったですが、なんとか開通〜。 これでエンジンのコンディションが直らなかったら・・・ひとまず退散。 って、車が車検から帰ってきたらどうするっちゅーねん。 |
さて試乗。オーーーこんどは完璧に直った!!
いきなりガバッと全開にしても止まりません。
やっと直ってくれました。まさにノーマルエンジンのフィーリングです。最高速は80kmちょっとですが、ベルトなどの駆動系はノータッチなので、これから少しづつチューニングしていこうかと思います。
ふぅ〜疲れました。
今回は、時間的余裕が無く、精神的な圧迫感のほうが大きかったです。