
新V100メンテナンス その1
先日、新しく仕入れることが出来たアドレスV100ですが、週末に暇が出来たのでじっくりと観察してみました。いきなりセピアの車体へスワッピングすることも出来ますが、まずはエンジン換装の前にきちんと動く状態までメンテして、それからどうするか決めることにしました。
メンテの基本は、掃除から。
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さっそく掃除することにします。まずは水をじゃばじゃばとかけて、半年間ほったらかしにされている際に積もり積もったドロやゴミを一気に洗い流します。次にエンジンを観察することにします。車体を真横に倒し、エンジンメンテのキホンであるエアクリーナーエレメントを見てみます。あんまり汚れていませんでしたが一応洗ってキレイにしておきます。
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新たなる破損個所を発見
スピードメーターケーブルが切断されていて、メーターが動きませんでした。自分はメーターが動かないと言う理由で白バイに捕まった前歴があるので、きちんと乗る頃にはケーブルを買ってきて修理しようと思います。 |
ステップには、バッテリー収納部分にガムテープでぐるぐる巻きにされています。いったいどんな事故だったのでしょうかねぇ・・・こういうのって、一旦剥がすと元通りに組み付けられるか心配です。 |
エンジン底面を観察
ありゃりゃ・・・センタースタンドが折れています。キムダイさんのV100と同じ症状ですね。こんなに折れるって事は、これはきっと強度計算の設計ミスでしょう。針金で止めていると言うことは、引きずって走行できない状態のときの応急処置でしょう。 |
![]() 50用と比較してみることにしました。 全体的な形・寸法はほとんど同じで、回転軸部分の肉厚はV100のほうが厚くなっていたので、50よりかは強く設計されているようです。しかしメインである鉄パイプは両者ともほとんど直径が一緒なので、このへんの部品選定に誤りが出てしまったのではないかと思います。 ちなみに、50用のスタンドを流用しようとしましたが、軸受け部分が合わなかったので断念・・・残念。 |
なぜ?謎です
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なぜか泥よけがタイラップで固定されていました。ネジが無くてこういう処理にしたのか、それとも他に理由があるのかはわかりませんが、ニッパーでタイラップを切ってしまったところ、ネジ山もあったので、どうやら単純に予備のネジが無くなってしまったものだと思われます。 |
今日のメンテの目標は、リアタイヤのブレーキ固着修理です
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エアクリーナーボックスを取り外すとき、いつも手を焼いてしまうのが、この狭い空間のホースバンド固定ネジを、いかにして回すかと言うことです。スズキのスクーターは、キャブを取り外したりする際、この辺の整備が非常にやりにくいです。 昔、背の小さなドライバーを買っておいたはずなのですが、引っ越しの時にどっかいってしまったようで、仕方がないので応急措置として即席に工具を組み合わせたものを作ります。ソケットレンチに付属のインチ変更アダプターと7mmソケットを繋ぎ、そのさきにインパクトレンチに付属のプラスドライバーの先端を組み合わせて短いドライバーを作ります。ソケットとドライバーには多少のガタがありますが、そんなに大きな力を加える必要はないので、大丈夫です。結果、上手く回せました。 |
エアクリーナ外しと、マフラー取り外し
さて、エアクリーナーを取り外すとようやくマフラーの固定ボルトが露出し、マフラーを取り外すことが出来ます。マフラーを取り外せばホイールも取れる、という寸法です。 |
ついでにセンタースタンドのボルトも取ってしまいます。錆びていたのと、割ピンが根本から折れていたため、なかなか取り外すことが出来ませんでした。バイスプライヤーで思いっきり挟み込んで、強引に取り外します。壊れたスタンドも取り外して、ほんのちょっと軽量化?まぁおそらく2kg程度でしょう(笑) |
リアホイール取り外し
いよいよホイールを取り外します。これって、なかなか難しいんですよね・・・リアブレーキが固着していたので、まずは思いっきりレバーをシューを広げる方向へずらし、体重をかけながらメガネレンチを使って取り外します。一度でもアクスルナットが「カクッ」と動けばこっちのものです。あとはするすると回すことが出来ます。 |
ようやくブレーキシューとご対面です。いやぁ・・・かなり汚ねぇぞ(笑) |
ドラムブレーキの状態を見る
ドラムブレーキシューの拡大図。コイツを取るときは、手を挟まれないように注意しましょう。万が一挟まれると、全治3日の血豆ができます。2年前に経験済みです(笑) |
で、シューを取り外すとこのようになります。それにしてもシューの削れた粉が凄いなぁ・・・水で洗い流すことにします。 |
問題の固着レバーを修理
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水で洗った後、アームの根本にある10mmボルトを取り外すと、この金具を取り外せます。アームの軸も取れるので、その真ん中にグリスを塗ります。キタコのウエイトローラー用のものを流用しました。組み付けてから、ためしに手で動かしてみると、スムーズに動くようになった! これでOKです。
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ブレーキワイヤーを見る
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さて、ブレーキメンテが終わって、いざ組み付けてからブレーキを掛けてみようとすると、動かない・・・ありゃりゃ。よく見たらブレーキワイヤーも固着してしまっていました。これは面倒だぞ・・・しかしコイツを直さない限りリアブレーキを使えないので危険だ。フロントのカウルを取り外してワイヤーを確認してみると、やば・・・ワイヤーの束の中で1本切れてる。このまま使うと、芋蔓式でどんどん切れて、ついには走行中にいきなりパチンと切れてブレーキが使えなくなってしまうのがオチ。しかもそうなると、ブレーキが効かなくなってかなり危険だ! とはいうもののケーブルをぜんぶ取り替えるのは面倒なので、とりあえずは応急処置をすることにします。 |
原始的ですが、一応修理方法を・・・
用意するのは透明な薄手のビニールテープ。 |
このように張り付けます。 |
オイルを流し込む
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そして粘度の高いオイルを入れたオイル差しを使ってドボドボと流し込みます。張り付けたビニールテープはちょうどコップのような形になり、ケーブルの中を伝ってオイルが充満し、動きがスムーズになります。しかし・・・10分ほどおいてみましたがオイルが沈む気配がありません。おかしいなぁ。以前アドレス50を直したときはこの方法でいけたんですが・・・だんだん面倒になり、ケーブルを交換する方向で作業を続けることにします。 |
仕方がないので予備のワイヤーを探す
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| 物置をごそごそとやっていると、バイク用ケーブル入れを発見。以前V100エンジンを購入した際、事故車のフレームに付いているブレーキレバーやハーネス類を取っておいたのが幸いでした。こういうガラクタって、いつか使うだろうと思って保存してあるのですが、結局使うことが無くて捨てちゃう例が多いですね・・・今回はめずらしく使うことが出来ました。そのほかにはHONDAディオ系の、ロックできるリアブレーキレバーや、初代タクトのエアクリーナーカバーなんてありますが、これなんて本当に一生使わなそうです。ディオのレバーは、一度使うと便利なのでぜひ移植したいのですが、セピアとはハンドルの直径やダボの位置が合わなくて断念しました。しかし直径なんて些細な問題だし、ダボは削ればどうにでもなるので、スペーサーを自作するなどしていつかは実行してやろうと計画中です。 | |
引き回しに苦労するが・・・
新しい(とはいっても中古ですが)ケーブルを、同じ配線経路を伝わるように、慎重に配線していきます。途中で金属タイラップでロックされている部分があるので、そういう部分は臨機応変に対処していきます。 |
レバーの根本にある固定金具を取ります。これで旧ケーブルを取り外せます。 |
なんとか完成
新ケーブルを装着して、逆の手順でとりつけて完了〜! |
ようやくスムーズに動いてくれるようになりました。 |
ついでにキャブレター清掃
汚ねぇ!!! |
ありゃ。肝心の中身は綺麗じゃん。 |
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磨きまくる
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| せっかくキャブを分解したのに、そのまま閉じてしまうのは何かもったいないので(なんでやねん)ついでなのでフロートチャンバーを綺麗に掃除します。よっしゃぁ!写真のように、銀色の輝きを取り戻し、 ちょー綺麗!!!(自己満足) ついでに写真左にあるゴム製のマッドガードも綺麗に掃除します。これまた新品のような輝きを取り戻しました。 洗浄はすべて、台所洗剤を使用しました。値段が安い割には油汚れを落とす力は驚異的です。さすがは宣伝で皿に付いている油汚れを一気に落とすだけの力は本当にあります。これらの日用品に関するケミカル情報の詳細は、白井雅也さんのページで詳しく解説されていますので併せてご覧になるとよろしいかと思います。白井さんのページ内の「ちょっとした話」は、非常に参考になります。 |
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完成〜〜〜
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最後に元通りに組み付けて、完成です。キック一発でエンジンが掛かるようになり、メンテをした甲斐がありました。 さて、今後の予定として、来週の休日に時間があれば、セピアのフロント廻りの修理か、いよいよエンジンスワッピングに挑戦してみようかと思います。 |
書類が到着
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そうそう、このV100ですが、2日前に所有者の方から正式に廃車証明書を頂きました。これでいつでも再登録できるようになりました。 セピアのほうも、いまの近所の治安の悪さでは、いつ盗まれるかわからないので、こいつは予備フレームとしてしばらく置いておこうと思います。知人でJOG−ZRを新車で購入して、家の玄関の内側に止めておいたにも関わらず、なんと2週間で盗まれたっていう悲惨な話もありますが、それよりかはマシなのかなあ・・・ |